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女性がセックスレスになる時期として一番多いのは、産後だといわれています。
子供が生まれる前まではセックスレスとは無縁の生活を送っていたのに...という夫婦の方たちも少なくはありません。
このページでは、産後女性の体に起こる変化とセックスレスとの関係について紹介していきます。
産後、女性の体に起こる変化
女性の身体は、出産が終わると自然にホルモンバランスが変化します。
妊娠中は卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)はどんどん増加し、分娩前が最大になっています。
この二つは、排卵など女性機能に最も重要な働きをすることから一般的に「女性ホルモン」といわれているものです。
この妊娠中に最大限に高まった女性ホルモンは出産と同時に急激に減少します。
急激なホルモン量の変化が、産後うつやマタニティブルーの原因になるというのは、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
出産後、今度は女性の体には「プロラクチン」というホルモンが多く分泌されるようになります。別名「授乳ホルモン」と呼ばれるもので、卵巣機能を抑制します。
このプロラクチンは母性本能を促す作用があり、子供の育児というストレスの多い生活を母親が耐えることができるのは、このホルモンのおかげだともいわれています。
簡単にまとめると産後の女性の体の中は、女性ホルモンが激減した状態、なおかつ母性ホルモンがどんどん出ている状態なのです。
産後セックスレスになる原因
赤ちゃんの世話は24時間途切れることはありません。
特に新生児の場合は朝までなかなかまとまって寝てくれず、小刻みに授乳やおむつ替えといった作業が必要な場合がほとんどで、多くの女性は睡眠不足の状態に陥ります。
その他にも慣れない育児で疲労はピークの状態が続きます。少しでも時間が取れれば、休息・睡眠にあてたいと思ってしまうものです。
前述したように、女性ホルモンも少ない状態ではそこまで性欲もわきません。
「セックスより睡眠が大事」と思うのも当然のことなのです。
夫から誘われても「疲れているから眠りたい」「セックスより体を休めたい」と拒否してしまいがちになります。
それが繰り返されることで、夫もだんだんと妻を誘いにくくなってしまいそのままセックスレスになってしまうといわれています。
女性の体の変化をふまえたセックスレス対処法
肉体面やホルモンでの女性の体の変化は、「当然のこと」とまずは割り切って、その対応策を夫婦で考えていきましょう。
女性器に痛みがあるようなら、無理は決してせず、ゆっくりと時間をかけたセックスをすることが必要です。
潤滑ローションも積極的に取り入れるとよいでしょう。
性欲がわかない、というならばまずはキスやスキンシップをじっくりおこない、最初は挿入にこだわらないことも大切です。
「母乳が出て困る」という場合は前もってタオルを用意しておき、母乳が出始めたらしばらく胸を押さえておくのがポイントです。
最初は勢いよく出る母乳も、少し経てば自然と止まり、そのあとは普通に刺激をしても出てきません。
管理人のアドバイス
私の産後のセックスレスの経験を少しお話しておきます。
上記にも説明の通り、産後女性の体内ではホルモンバランスの急激な変化が起こります。
私の場合は、自分でも驚くくらいにセックスをしたいという気持ちがなくなってしまいました。
しかし私がしたくなくても夫は違います。この女性と男性との違いこそが産後セックスレスの大きな原因だと感じましたね。
男性は産後女性の体にどういった変化が起きているのかなんていうことは、ほとんど分かっていないのだと思います。(分かっている男性の方がいたらすいません!)
なので夫に対してきちんと説明するだけでもセックスレスを防ぐことができると思います。

